ようやく読み終えました。
司馬遼太郎著「胡蝶の夢」
この小説はまさに司馬さんの「寄り道」が絶賛発揮されており、
読むのに非常に時間がかかりました。
松本良順、島倉伊ノ助(司馬凌海)、関寛斎
この3人の蘭方医の話を中心に幕末の医学界が描かれています。
こんなことが本当にあったんだなあと驚きの連続でした。
3人ともかなり個性的な人ですが、
中でも伊ノ助は多分今だったらいわゆるアスペルガー症候群ではないかと思われる人で、
エピソードすべてがぶっ飛んでいて、かなり笑えました。
読んでいて司馬さんの伊ノ助への愛を感じました。
医学は日進月歩の世界ですが、結局は幕末の頃と変わらず、
大切なのは「衛生と養生」なのかなと思いました。
なんだかまとまりのない感想文になってしまいました…。
私の文章読むより、「胡蝶の夢」をご一読ください。